こんにちは。のんびり夫婦です。
我が家の長男ゆたまる君は現在(2021年10月時点)5歳8ヶ月ですが、総合的に約1年半程の発達遅延があります。
4歳頃から月に1回療育に通っています。そこで今回は療育についてお話させていただきます。
お子様の発達について悩んでいる方の参考になれば幸いです。
- 療育ってどんなことするのか
- 療育に行ってどんな効果があったか
療育とは
療育とは、心身に成長の遅れ又は障害などがある子どもに対して発達支援することです。
厚生労働省の資料では発達支援という言葉を用いて次のように記載しています。
児童発達支援は、障害のある子どもに対し、身体的・精神的機能の適正な発達を促し、日常生活及び社会生活を円滑に営めるようにするために行う、それぞれの障害の特性に応じた福祉的、心理的、教育的及び医療的な 援助である。
引用:児童発達支援ガイドライン/厚生労働省から抜粋
療育施設については地域の相談窓口で紹介してもらえます。
ゆたまる君の場合の療育施設の利用方法は下記の記事を参考にしてください。
利用の際にかかる費用も記載しております。
療育に行くきっかけ
言葉数がすくないなぁ。。
他の子と比べて幼いなぁ。
単語しか話さないけど、個人差なのかな。。
言っていること理解してくれてるのかな。
2歳頃から周りの子より発達が遅いかな?(2語文があまり出ない、指示が通りにくい)と思いながらも、発達に個人差がある時期なので様子をみていました。
3歳児健診で初めて相談し、発達検査等を経て4歳頃から療育に通っています。
最初の半年は8人位のグループ療育でみんなで同じ課題を一緒にこなす事で協調性を身につけ、その後は個人に変更になり、ゆたまる君の苦手分野を中心に療育を行っています。
療育内容
ゆたまる君の最近の療育内容を一部紹介します!!
主に発語と物の認知、手操作が中心です。
1回あたり約1時間(遊びの時間含む)で4つ〜5つの項目をこなします。
①自分の名前をひらがなで書く
字の上をなぞって練習しています。
大きめな字を矢印の順になぞるのですが、ゆたまる君は書き順通りになぞるのに苦戦していました。
でも下の名前は毎日家で書いているので上手にできました。
我が家では毎日寝る前に名前を1回だけ書いています。とりあえず下の名前が上手に書けたら名字も頑張りたい!!
小学生になる前に自分の名前だけでも書けるようになってほしいと思っています。
②同じ仲間はどれか
例えば大根の絵を見て、ナス・イス・やかんの絵の中から同じ仲間を選んでもらいます!
玉ねぎ・キャベツなど野菜の名前は普通に言えるけど、野菜という部類だと理解することが狙いです。
野菜の問題は簡単にできましたが、食器の仲間は難しそうでした。
③絵のカードでしりとり
りんごのカード、ゴリラのカード、ラッパのカード等10枚位しりとりで並べます。
まだひらがなに慣れていないので頭の中で考えてしりとりするのは難しい為、絵とひらがなの両方書いてあるカードを並べる作業をしています。
ルールを理解するとスムーズにできました!
④すごろく
サイコロの目を数え、目の数だけ先に進むというシンプルな遊びで数をかぞえる練習になります。
先生とじゃんけんをして順番を決め、交互にサイコロをふっていき、早くゴールした方が勝ち!!という遊びのルールも理解できます。
最初は数をかぞえる時に自身なさそうでしたが、何回かやっていくうちに楽しそうに遊びとしてできるようになりました!
⑤絵を見て状況の説明
例えば紙芝居の前に突っ立っている男の子に、周りの子が何かを言っている絵があり、どんなことを言っているのか考えてもらいます!
ゆたまる君は絵を見て「紙芝居」と最初は答えてましたが、先生がヒントを徐々に出していき、想定される答えにたどりつくことができました。
⑥絵本を読んで、内容について簡単な質問
絵本を読み終わった後に、絵本の内容について質問して答えてもらいます。
最初は全然答えられませんでした。ちゃんと話を聞いていないのか、本の内容を理解していないのか?
でもこれなら家でもできると思い、絵本を読んでる途中で質問するようにしたら答えられるようになってきました。
⑦簡単なカードゲーム
UNOをもっとシンプルにした感じです。
モンスターの絵のカードでしたが、同じモンスターの場合か、同じ色だった場合に手持ちカードを出せ、なかった場合は1枚カードを場から取るというゲームです。
UNOと同じく手持ちカードが早くなくなったら勝ちです。
同じ絵柄かどうか、同じ色かどうかを判断することだけでなく、ゲームのルールを理解することも狙いとなっています!
⑧工作(手先の訓練)
ハサミやノリを使って、作品を完成させます。先月はスイカを作りました。
赤い画用紙と緑の画用紙を線に沿って切り、ノリを付けて、最後の仕上げに黒のクレヨンで種を描いてもらいました。
家ではハサミを全然使っていなかったのですが、保育園でもハサミを使って工作を行っていたのでスムーズにできました。
家でもできそうなので、より上手にできるよう練習しようと思っています。
療育の成果(現在の姿)
療育に通い始めるようになり、なんと言ってもまず言葉が上達してきました。
現在は接続詞も使って喋れるようになりましたが、まだ微妙な言い回しなどは苦手です。
でも言いたいことは伝わるので困ることはありません!!
成長していく姿がとても嬉しいです。
本人は療育に行く日をいつも楽しみにしています。
楽しく勉強でき成長できるので、今となってはもっと早く発達相談をして療育に行けばよかったと感じています。
お子様の発達について悩んでいる方は、思い切ってお住まいの地域の子育て支援を検索して相談してみるのも良いと思います。
地域にもよりますが、相談をしてから療育に通い始めるまで数ヶ月かかることもあるので、それも念頭に置いておくと良いです。
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